ウィーラースクールシンポジウム in TOKYO

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昨晩はOVE南青山で開催されたウィーラースクールシンポジウム in TOKYOに行ってきました。
ウィーラースクール シンポジウム in TOKYO
自転車活用推進研究会(以下、自活研)の一環という位置づけだったので、来場されていた方は自活研のメンバーが中心でしたが、3月の荻島さんのに続いて2回目だったので場の空気にそれほど緊張することもなく、若干遅刻したのですが(すみません)遠慮気味に空いていた一番前の席で観させていただきました。

内容は、前半はウィーラースクールを主宰するブラッキー中島さんの基調講演で、後半はブラッキーさん、一般財団法人日本自転車普及協会の栗村さん、宇都宮ブリッツェンの廣瀬GM、現在はBicycle Factory Yamamotoを営む傍らでウィーラースクールジャパン藤沢を葛西する山本雅道さん、自活研理事長の小林成基さん、進行役の絹代さんというメンバーでのパネルディスカッションという構成でした。

後半の流れはこんな感じ。
広瀬さんの話は宇都宮ブリッツェンの地域貢献としてのウィーラースクールの活動報告。
普段はレース会場でしかお見かけしていないので、その詳細に驚きました。
5年間で自治体と協力して開催したウィーラースクールと自転車教室で保育園から高校までのべ25,000人を教えてきた、とのこと。チームの成績以上にもっと普通に高い評価があってよいのでは、と思いました。
高齢者への介護予防事業も行っていて、「宇都宮ではおばあちゃんがクリテリウムという言葉を知っている」そうです。

続いて山本雅道さんの藤沢での活動について。
ずっとテキストで追っていただけだったので、藤沢でなんでこんなにウィーラースクールが開催されているのかという個人的な謎が解けました。
藤沢の様子は一度見学してみたいところです。

その次はブラッキーさんの美山での活動について。古民家を購入して引っ越した流れまでは以前のブログ>>who is BLACKY?で読んでいましたが、そこからいわゆる「地元の事」つまり農業をするまでに至った経緯について。また、地元の人とのいわゆる「付き合い」的な側面について。

それに続けて栗村さんが言われた「(ウィーラースクールや自転車教室は)たくさんあるけど、それぞれがリンクしていない」というあたりから、自転車教室や交通安全教室を含めると様々な活動があることつい最近しらべて気が付いていたので、いろいろと「あれも言いたい、これも言いたい」と思いながら聞いていました。

ウィーラースクールはブラッキーさんのネットワークが元になっていて、サイクリングスクール.jpの隅々まで読むと長年の蓄積で膨大な情報量もあるけれど、あくまでもウィーラースクールの枠で自己完結しているわけで。

書き出してみると、スポーツの側からだと、いわゆるオリンピックへの流れになりますが公益財団法人日本体育協会の公認スポーツ指導者がありますが、競技者を育成するためのものという流れになります。
スポーツ指導者 - 日体協
その流れとして指導員による各地の自転車競技連盟の普及活動が行われています。
それから、日本サイクリング協会のサイクリングインストラクター。
Japan Cycling Association
交通安全教室だと、警視庁のファミリー安全教室と、あと都内だと公認教習所でも教えてくれます。
ファミリー自転車教室 :警視庁
自転車教室 | 一般社団法人東京指定自動車教習所協会
日本マウンテンバイク協会のインストラクター制度もあるし、ランニングバイク絡みのあたりまで来ると本当にバラバラなわけで。
インストラクター | 日本マウンテンバイク協会

栗村さんは「統一できれば」みたいな話をされていましたが、そもそもの目的が微妙に異なるのでこれを全部まとめることは出来ないと思うので、最終的なゴールは「子供のため」という視点でそれぞれの接点ができることがまずは一番かな、と思います。

今回はようやくブラッキーさんの話が聞けたというだけでも十分価値があったのですが、後半思ったことを含めて非常に貴重な機会となり、こうした場に参加できたことに感謝しています。

自分ではもっとシンプルな理由として「親として子供に教えられるのが自転車ぐらい」というところからまずは自分の周辺で何かできればと考えているところです。
それほどスポーツが得意だったわけでもないけど、足掛け26年、いわゆるサイクリングやレースへの参加を続けてきたので一番自信を持って話せることだなあ、ということで。

今すぐではないけれど、子供が巣立つ頃までによい変化が重ねられれば、と思います。