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2017UCI世界選手権大会トラック競技観戦紀行・その4(Session 6)

トラックの世界選手権大会を観戦しに香港に行ってきました。そんな話を書いています。

 

4月14日、夕方。

Session 5が終わったらすっかり夕方でした。

今のうちにホテルに戻ってチェックインを、ということでホテルへ戻りました。チェックインをお願いしたら受付の方が日本人である事を察してくれて翻訳アプリで説明してくれてたいへん助かりました。そしてオーバーブッキングでアップグレードします、でも料金はサービスしときますね、と。ありがとうございます。ルームキーをいただいてひと段落。

宿泊したのは会場にほど近い香港九龍東皇冠假日酒店(Crowne Plaza Hong Kong Kowloon East)というところでした。最初は値段を見ながら佐敦(Jordan)あたりを検討していたのですが、毎日地下鉄移動はしんどいなあ、こっちなら徒歩で会場入りできるし、ということでちょっと高いけど2泊ならまあよいかあ、と奮発しました。

そして、実はこのホテルは大会指定の宿泊施設なのでした(予約した後で知りました)。ロビーにはスタッフ向けの大会情報も。

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そしてすぐ横にはMichael Brian Cookson OBE UCI会長の姿が!(大変恐れ多い...)スタッフと待ち合わせをされていたようでした(そのまま会場へ向かわれたようです)。そしてエレベーターに乗ろうとすると各国のチームの選手やスタッフといっしょになってしまうというかなり特殊な体験をしました。

部屋で少し横になって(朝5:00に香港に到着してから12時間フル回転に近い感じでしたのでさすがに疲れました)、まずは子供の土産を探そうともう少しお店の多そうな二駅先の宝琳(Po Lam)まで地下鉄で行ってみました。ここも高層マンションが立ち並ぶ住宅地です。しかし意外によいものがなかったので、大慌てで一駅戻って会場のもうひとつの最寄駅の坑口(Hang Hau)から会場へ。

坑口の地下鉄の駅から單車館までも徒歩で数分でした。日も暮れてきて單車館の屋根に大会ロゴやスポンサーロゴを投影して迎えてくれました。

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Session 6

  • 男子ポイントレース
  • 女子スプリント(1/2決勝・第1ヒート)
  • 女子オムニアムIII(エリミネイション・レース)
  • 女子スプリント(1/2決勝・第2ヒート)
  • 男子ポイントレース表彰式
  • 男子インディビデュアル・パーシュート(3位・4位決定戦・決勝戦
  • 女子スプリント(3位・4位決定戦・決勝戦・第1ヒート)
  • 女子オムニウムIV(ポイント・レース)
  • 女子スプリント(3位・4位決定戦・決勝戦・第2ヒート)
  • 男子インディビデュアル・パーシュート表彰式
  • 女子オムニアム表彰式
  • 女子スプリント表彰式

夜の部は決勝戦がほとんどでアルカンシェルが決まる瞬間がいくつも観られました。

男子ポイントレース

日本からは倉林巧和選手が参加。写真はスタート前に飯島ヘッドコーチからのアドバイスを受けているところ。

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 間近で観る選手はこちらの方々。

ニュージーランドのRegan Gough選手。

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そしてアメリカ合衆国のZachary Kovalcik選手。

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レースはオーストラリアのCameron Meyer選手の本気の走りに魅せられました。思わず「キャメローーーーン!」と叫びたくなるような勢いでラップも2回獲得し、2位のベルギーのKenny De Ketele選手に36ポイント差をつけるという圧倒的勝利でした。 

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Men's Points Race Results

女子スプリント(1/2決勝・第1ヒート)

女子スプリント1/2決勝、ここからはテレビ中継と館内の大型ディスプレイ用にセグウェイを使用し牽制をシームレスに捉えるカメラが登場。

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第1ヒート1組目はオーストラリアのStephanie Morton選手とリトアニアのSimona Krupeckaite選手の対決でKrupeckaite選手が先行するもMorton選手の勝ち。

第2ヒート2組目は本命・ドイツのKristina Vogel選手と開催国・香港のスーパースター、李慧詩("Sarah"Lee Wai Sze)選手の対戦。会場にはいくつもの香港の国旗が広げられ大歓声が広がる中、李選手が先行でスタート。

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最後は盤石のスプリントでVogel選手が勝ちました。李選手への拍手が止まない中、拍手に手もふらずとても悔しそうにインフィールドに戻る李選手が印象的でした。

女子オムニアムIII(エリミネイション・レース)

間近で観る選手シリーズは中国の羅暁玲(Luo Xiaoling)選手とドイツのTatjana Paller選手。

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 エリミネイション・レースは中間スプリント時にラインを確保するために広がる傾向にあるので落車が発生しやすいのでは、と感じました。目の前で途中リトアニアのOlivija Baleisyte選手やイタリアのElisa Balsamo選手(昨年のロード世界選女子ジュニアで優勝した選手ですね)を含む落車が発生していました。

全体に広がる集団。オムニアムは通しで観るとそれぞれで違う集団の動きが比較しやすいのが興味深いです。

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エリミネイション・レースでの優勝はオーストラリアのAmy Cure選手でした。2位はオランダのKirsten Wild選手。

Women's Omnium Elimination Race Results

女子スプリント(1/2決勝・第2ヒート)

先ほどのエイリミネイション・レースの落車で損傷した走路の補修作業で少し時間を置いてから開始。第2ヒートも第1ヒートと同じくオーストラリアのStephanie Morton選手とドイツのKristina Vogel選手がそれぞれ勝ち決勝へ。

2組目のVogel選手と李選手がフィニッシュ後に互いを讃える姿を観るとこれなんだよな!と、思う。

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男子インディビデュアル・パーシュート(3位・4位決定戦・決勝戦

男子ポイント・レースの表彰式の後は男子インディビデュアル・パーシュートの決勝。

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残り周回集と縮まるタイム差に思わず写真を撮るのを忘れるほどでした。優勝はオーストラリアのJordan Kerby選手。先ほど表彰式でアルカンシェルを手渡されたMeyer選手が優勝したKerby選手を暖かく迎える瞬間が素晴らしい。

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Men's Individual Pursuit Results 

女子スプリント(決勝・3位・4位決定戦・第1ヒート)

決勝第1ヒートはVogel選手、3位・4位決定戦は李選手がそれぞれ勝利。

女子オムニウムIV(ポイント・レース)

本日最後の間近で観る選手は、台湾の曾可妡(Zeng Ke-Xin)選手(ツール・ド・おきなわにも参加しているので馴染みのある方も多いかと思われます)。

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オムニアムの最後はポイントレース。ここまでの3レースでイギリスのKatie Archibald選手が112ポイント、オーストラリアのAmy Cure選手が112ポイント、オランダのKristen Wild選手が106ポイントを獲得してのスタート。ベルギーのLotte Kopecky選手、そして日本の梶原悠未らがラップに成功するもArchibald選手が手堅くポイントを重ねて優勝しました。

そして何故かこのレース、観ることに熱心になっていたのか疲れが限界に達したのか、写真を1枚も撮っていなかったのでした(ああ...いち観客なのでお許しください)。

Women's Omnium Final Classification

女子スプリント(決勝・3位・4位決定戦・第2ヒート)

本日最後のレース。まずは3位・4位決定戦。再び李選手への熱い声援が響く中、見事に李選手が勝ち3位決定。客席に香港の国旗がいくつも広がりバウヒニアの花が咲き、李選手もようやく笑顔に。

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最後は決勝。こちらはVogel選手が圧倒的な脚力で優勝!

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今までテレビやストリーミングの向こう側だった選手が目の前で決めた優勝に胸がいっぱいになったところで最後は表彰式。国旗掲揚はなく、代わりに大型ディスプレイに国旗掲揚のCGが流れていました。

Women's Sprint Results

 

外に出たらすっかり夜も更けて日付が変わるまであと少し、といった感じでした。部屋に戻ってお風呂に入ってからベッドで横になっていたらそのまま朝になっていました。