2018 - 2019トラックワールドカップ香港大会日帰り観戦記・その1

香港にワールドカップを日帰り観戦した話を書いてみます。

まずはたどり着くところまで。

 

2018-2019 TISSOT TRACK WORLD CUPの第6戦は香港での開催でした。

しかし仕事や家のことなど日常的なものを完全に放ったらかせるような特別な理由があれば行けるかなあ、ぐらいの気持ちでチケット発売や観戦ツアーが組まれている話はスルーしていました。

でもやっぱり…諦めきれないところはあって、その週の月曜日という土壇場になって観戦したい欲が再燃したため行くことに決めました。

とはいっても3日全てはありえないし(この時は金曜日の夜に子供を風呂に入れたりする担当だったし)、土日両方はもっとありえない感じなのなので、今回は0泊2日という強行軍で土曜日のみに絞ってみました。

6日前にのぞいたURBTIXのサイトでのチケットは残りわずか。今回はQRコードを使用するペーパーレスではないので受け取りをどうしたものかと。いろいろと読み進めてみるとベロドロームの最寄りの坑口駅のそばの楽器店で発行できるようなので、これはなんとかなりそう。

わずかにリクライニングするだけで苦行でしかないけれど少しでも出費を抑えるためにLCCで航空券は段取り。往路は羽田6:25発・香港10:45着の香港エクスプレスのUO625便で。地下鉄を乗り継げばぎりぎり間に合うのならそれでよし。復路はは日曜2:10発で成田7:15着のジェットスターGK20便で。

昨年家族で出かけたときにチャージした八達通オクトパスカード)の残額も片道分ぐらいは残っているし香港ドルも今回現地で使う分ぐらいは持ち合わせがあるから、あとは出かけて観戦して帰ってくるだけ。

 

1月26日、早朝というより未明に起きてタクシーで羽田空港へ。

 顔認証ゲートでの出国審査があまりに一瞬で終わってしまい呆気にとられてしまいました。搭乗口では紺色や緑色のパスポートを片手にした人たちばかりの中で日本人は私ひとりぐらいなような感じ。この日常から切り取られている感覚は一昨年に体験しているのでむしろ気楽に受け止め搭乗。

特に誰もリクライニングしないのでそれに従って座高検査のような姿勢で居眠りをし、目が覚めたら機内誌の誤植(「イヤホソ」とか「アノと雪の女王」とか秀逸なものが多かったです)を見つけたりしているうちに5時間が過ぎ、窓に港珠澳大橋が見えて無事に到着。

 

お天気いいです。

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入国審査も難なく通過し、ここから乗り換え4回・21駅停車69分の地下鉄の旅へ。バスだともう少し時間がかかりそうなのでがんばって乗り換えました。

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香港の端から端までです。赤い路線(荃灣線)は日本の通勤電車並みに混雑するから乗りたくなかったんですが、時間には変えられないので。

 

そして坑口について発券機のあるらしい、通利琴行(Tom Lee Music)を探して將軍澳東港城というショッピングモールをうろうろと。フロアマップを見つけてなんとかたどり着いたのですが、それも通路の奥のさらに奥でものすごくわかりにくい場所にありました(発券機を発見!)。

発券機は予約番号や暗証番号なんかを入れたりするような複雑な操作は一切なく決済で使用したクレジットカードを通すだけでした。日本のマルチ端末のあれが一切なかったのでものすごく感動!

無事にチケットを手に入れ、香港單車館へ。

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この時点で10分前でした。昼飯を食べる余裕もなく坑口から單車館まで徒歩で移動。なんとか始まったタイミングで到着しました。

海の向こうのベロドロームに二度来るとは。そんな胸が熱くなる思いを掻き捨てて急いで着席です。

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(続きます)