そもそもは

先日入賞したのに乗った話が書けていないのは、本当に練習できていないからなのです。「ここに何かを書く時間があるなら1メートルでも乗らなくてどうするの?」という声も聞こえてきそうですが、一種の息抜きなのでご理解頂けるとありがたいです。
オペラシオンプエルトの一件から自転車競技についてとある雑誌が「ドーピングの震源地」なんて書いていて悔しい思いをしています。OPに関しては自転車だけじゃないのにね。
しばらくドーピングについて考えていたのですが、やっぱりスポーツの中にスポンサーがついてお金が回る仕組みが出来ているから、お金が手元にくるように勝利が欲しいという気持ちからきているのだろうな、と思いました。
これも元の記事は忘れてしまったけど、日本のアマチュアスポーツに経済効果を見いだした人が不健全だと嘆いていたような話を読んだことがあります。でもそうじゃない、そうじゃなくて僕らがスポーツにお金を使うことは消費でなく投資であり、思いをおつかいに出す一種の施しなんだよ、ということにどうして気づいてもらえないんだろう、と思います。わかりやすい例えをすると、多くは書かないでおきますが、サービス残業のようなものなのかなと考えています。
日本の自転車競技(ロードレース)はお金が回る仕組みが限られた範囲だから、今は心から勝ちたい人が真剣にやる姿勢で動いているように思います。これから先、自転車に乗ることで選手が経済的な基盤が築けるようになればいいのだけど、そんな日が来た時にこの純粋さがどこへ向かっていくのか見届けたいと思います。