もう少しだけアンチドーピングの話

ツール・ド・フランスが大変なことになってて、毎日テレビ観戦されている方のブログに嘆きのエントリーが上がっていて読んでいて痛いです。
いろいろと思うところもあってゆうべ少し書きかけてちゃんとした文章にならなかったので以下に要点だけを。

  • 基本的にレキップ誌のリークから。
  • いわゆる「ブン屋」として以前から裏をとっている?
  • ASOはレキップの子会社。
  • 1985年のベルナール・イノー以降、フランス人選手が総合優勝していないのが気にいらないのかも?
  • 案外、ここ最近の「実はやりました」という告白が続いているのも、実はレキップ誌がネタを押えていたりして?
  • ツールの運営には軍や政治が絡んでいるので、いつでも「介入」できる形になっていて目障りな選手を即刻追い出している。
  • しかし特に今年はやり方がえげつなく(ゴール直後に追い出している)、選手に対するしわ寄せが大きい。
  • 海外でツールの結果を取り上げない新聞や放送を打ち切る局が存在するのは、刑事罰の対象として処分している点を重要視している?
  • EPOについてのみ語られがちだが、ずっと昔からドーピングはあって命を落としている人がいる。*1
  • 個人的にはズル(ルール違反)というよりも本来の効能に対してではない誤用なわけだから、薬を開発した人に対して敬意が払われていない点を問題視したくもある。
  • 対象となる禁止薬物の効能に「運動時の使用での副作用:良心の呵責、自責の念」とかも加えておく。
  • 競技登録をすると、競技前に風邪を引いた時の投薬でさえ医師の診断書を用意しないと受けられないし、結局のところアンチドーピングが選手から日常的な生活を奪うだけのものに向かっていっている点。
  • 選手登録されている方はJCFのhttp://www.jcf.or.jp/jp2/anti_doping/index.htmlの禁止薬物リストで自分の使っている薬の成分を確認してみるとよいです。風邪薬とかほとんど駄目ですから。
  • とある未登録レースでにいわゆる「栄養ドリンク」を賞品につけていたことがあって感心は低い?
  • 日本では現時点では競技資格の剥奪に留まっているけど、2016年の東京オリンピックに合わせて刑事罰として法整備があったらどうなるのか?*2

そんなことがほんの少しだけ気になりました。
あまり議論できるほどのことは書けません。