本当にデメリットだけなのか

(あまりに舌足らずな感じなので大幅に加筆しました。)
Japan Cycle Road Race Tour制度のことで書いてみたら、きのうからアクセス数が最大瞬間風速を記録しています。
それだけ感心のあることだと思います。
今年から国内最高峰と称されることになった「TOUR RACER(以下、TR)」の仕組み、つまりチームでの参戦にするとか、世界に通用する選手を育てるといったことについては、実は以前から議論されていたのをなんとなく読んでいましたが(今ではそのブログエントリーも消えてしまっていますが*1)、そこを汲めば悪くはないとは思うのですが、TRの条件がいまひとつ公平でない気もしないではないのでやや胸が痛むところです。
今回の新カテゴリー制度でTRに登録可能なのは、まずコンチネンタルチームが最優先となっています。これがたぶん6チーム、次に個人ランキングでBR-1とBR-2での登録が決まっている選手を4名以上集めていて、かつ昨年のBR-1チームランキングの順番で決まる20チームに絞られます。
昨年のリザルトを元にした昇降格のリストをざっとExcelで集計してみましたが、本来ならTRクラスで活動してもよさそうなチームが圏外になっていました。
さらに新BR-1も上位チームが抜けるので、全体のレベルが若干下がってしまうのと、登録選手数が以前よりも膨らむという懸念もあります。
将来的にはより世界に通用する仕組みを作ろうとしているのはわかるのですが、あまりに早急な変更が今シーズンが終わるまでにどうなっていくのかをしっかり見ておきたいと思います。特にこれまで下地を作ってきたクラブチームの居場所というのがどういう方向へ向かっていくのかを。
車連の正式な発表がないのであえて割愛した部分もありますが、そのあたりは追って何か書くかもしれません。
今日になって補足として「TRはチーム名を別にして下さい」とか「来年までにウェアも(BR-1・ERとは)別にして下さい」といった案内*2が実業団車連のサイトのトップページに掲載されていました。チバポンズというチーム名は、たまたまそこに「ポン酢」があったからという理由でついた名前なのですが、微妙な感じもしないではないのですが、別の名前は何かそれなりにの名前になるのではないでしょうか、ということでザルツ監督よろしくです。
ということで、この話題はこれでいったん終わりにします。
明日の朝は乗りますので。

*1:Internet Archive: Wayback Machineでも見つかりませんでした。

*2:「平成21年度(2009年度) 実業団GUIDE」には盛り込まれていますが。