自転車で遠くへ行きたい

結局、雨が上がりそうな気配がないので家にいるので読書感想文を書いてみます。
先日フォトライフにアップしていた写真を使っていただいた上にコメントまでいただいてしまったid:pedalfarこと米津一成さんの自転車で遠くへ行きたい。です。

自転車で遠くへ行きたい。

自転車で遠くへ行きたい。

自転車、特にロードレーサーの楽しみ方もいろいろありますが、最も基本的なことは人力で遠くまで行けることじゃないかと思います(本の中では「移動する本能」という言葉で表現されていますが)。
章を追うごとに段階的に基本的なメインテナンスや輪行についても触れられているあたり、これからロードレーサーに乗ってみようと思う人、特に少し興味がわいてきた人にはこの本を強くおすすめします。なんちゃん(妻)にすすめたらすっかりその気になって我が家でもにわか自転車ブームが起こっていますが。
僕が一番興味を持ったのは、米津さんが40歳を過ぎてから始められたことやご夫婦で楽しまれていることで、これは個人的な感想なのですが、きっとワークライフバランスのことと深く関係しているように思っています。自分が40代に突入したのでなんとなく見えてきたのですが、40代になると仕事も一段落して、経済的にも余裕ができてくるので、そこで初めて自分にとって一番のことを何かをしてみたい心の余裕が生まれてくるのかなあ、と最近思うからでした。40代というのはそんな気付きの年代なのかなあと思うのです。(話がそれますがLEGON*1を主宰する鶴見辰吾さんも「自転車は40歳を過ぎてからが楽しい」*2と言われてますしね。)
すっかり忘れていたのですが、20年前にロードを購入して最初の連休にやたら遠くまで走ったことも思い出しました。
日帰りで行けるところまで行こうと思いあまり深く考えないで走り出したのですが、今考えるとよくこんなことをやったなあ、と自分でも感心してしまいました。
当時熊谷に住んでいて最初は高崎往復ぐらいと思い走り出してみたのですが時間に余裕がありそうなのでいきなり碓氷峠まで走ってしまい168km、その翌々日に今度は赤城山往復で145km、その翌々日にはついに日光まで往復してしまい220km、合計で533kmを走ってました。
いずれも復路は下り基調の設定にはなっていましたが、遠くまで行けたことは単純に嬉しかったのでした。その気持ちはその後、サイクルハウス・ジロ*3のTRY360で千葉から直江津まで350kmを一日で走ったりすることへと続いていったのでした。
今は時間もそれほどとれずレースを意識した走り方しかできないのですが、少し時間と気持ちに余裕ができたら、また1日で300kmを越える距離を走ってみたいなあ、とそんな気持ちになりました。

追記

asin記法間違ってました。タイトルも修正しました。たいへん失礼いたしました。
米津さんのブログもぜひご一読を。
自転車で遠くへ行きたい。