アジア自転車競技選手権大会ロードレース観戦紀行・その1

1月21日の夜に出発して伊豆大島に行ってきました。久しぶりのひとり旅だったのでいろいろと記憶に残るものも多かったので何回かに分けて書き留めておこうと思います。

 

アジア選手権が日本で開催される話を聞いたのはおととしのこと。

それ以来、昨年の今時分に伊豆大島で開催されたリハーサルのタイムトライアルの大会を観に行って完全に気持ちが高まってしまい、これは絶対に行かねばと半ば義務のような気持ちも芽生え、1年ほどかけて少しずつ行けるための準備をしてきました。

 

出発の日は夕方から勤務先の食事会があったのですが、ほどほどで切り上げさせてもらい、職場で着替えてからカメラと島内での移動に使う自転車を手に竹芝桟橋へ。出航の1時間前には到着したのですが、待合室にはざっと30名程度…

冬の平日の大型客船は釣りに行く人と、仕事で大島へ行かれるか戻るのであろう人達で観戦らしき人は自分だけ。ただ、いくつかのキャリーバッグとヘルメットが載った荷物の番をされている方がいてちょっと気になるところ。

 予約しておいたチケット引き換え、待合室でしばし時間をつぶす。

 

 そして乗船開始時間が近づくと数名の揃いのダウンジャケットを着た人達が待合室に来たので見るとズボンには見覚えのあるタブリーズ・ペトロケミカルのロゴ。イランナショナルチームのメンバーでした。

彼らは物静かに佇んでいて顔には笑みもない。遠目に見ているだけでこちらの背筋を伸ばざるを得ないような真面目な雰囲気である。 

 

乗船開始時間になったので自転車を持って昨年と同じさるびあ丸へ。イランナショナルチームの自転車であろう段ボールがCデッキのホールに先にあり、置ける様子もない。二等船室のあるDデッキのホールへ案内され自転車はそこへ置くように言われる。

寝床となる特2等のベッドを確認して、それほど寒くはなかったのでデッキで時間をつぶしていると出航5分前のドラが鳴り響く。ドラの音が鳴り終わるのを確かめるように、乗船の催促の放送が流れる中、静かにイランナショナルチームのメンバーが乗船。

タラップの照明が消えると定刻に出航。

 

しばらくはデッキで東京湾の景色を楽しむ。

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本当は乗りたかった橘丸。

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レインボーブリッジをくぐり羽田空港の横を過ぎる。

100人も乗船していないようなので誰もデッキに出てこない。船内に戻り少しだけホールをぶらぶらとして、ベッドへ戻って横になった。消灯時間になってうとうととしたけれど久しぶりのひとり旅でやや興奮気味でなかなか寝付けない。

 

断片的に眠っているうちに朝になった。

 

大型客船は夜通し航行しているわけではなく、早い時間に伊豆大島のそばまできて港が開く明け方まで停泊している。背中からベッド越しにエンジンが始動する音が伝わってくる。そろそろベッドを出て身支度をする。 

どうやらイランチームは同じ特2等だったようで、トイレの洗面台で歯をみがいているとミルサマ・ポルセイエディゴラコール選手が入ってくる。不思議な体験だ。

 

Dデッキまで自転車を取りに行き、下船のためにBデッキまで戻るとイランチームのメンバーが集合していて乗船したときと同じように礼儀正しく立っている。

定刻に岡田港に到着。先に下船をして様子を見ていたら、彼らは乗船したときと同じように、全員が下船したのを確認してから最後に下船をした。

ひとり旅でやや浮かれ気味であったけど、彼らのおかげで気が引き締まったのは逆に幸いだったかもしれない。

 

輪行袋から自転車を出し、自走で元町へ。

その2へ続く)

2015年を振り返りつつ、お金について考えてみた

ちょっとだけ冗長な話になりますが、今年の活動のまとめと使ったお金のことについて書いてみました。

 

まずは今年参加したレースとリザルト一覧。

1月11日 GP-mistral Season 2014 第4戦(吉見総合運動公園)
MASTER-40 31位(出走35名・完走35名中・走行85%)

2月1日 シクロクロス千葉2015 in 幕張海浜公園幕張海浜公園 D・Eブロック)
マスターズ18位(出走18名・完走18名・-1LAP)

2月7日 シクロクロス東京2015(東京都港区お台場海浜公園特設コース)
マスターズ30位(出走54名・完走53名・走行79%)

2月15日 GP-mistral Season 2014 第5戦(吉見総合運動公園)
MASTER-40 21位(出走39名・完走39名中・走行92%)

4月25日 第7回 JBCF 群馬CSCロードレース Day-1(群馬サイクルスポーツセンター
E2クラスタ DNS

9月6日 第5回 JBCF タイムトライアルチャンピオンシップ(渡良瀬遊水地
E2クラスタ 85位(出走94名/完走94名)

11月15日 練馬区民体育大会(西武園競輪場)
総合16位(出走39名/完走39名)年代別5位(出走8名/完走8名)

11月29日 Raphaスーパークロス野辺山(滝沢牧場)
CM2 38位(出走74名・完走70名中・走行83%)

今年を振り返ると「怪我さえしなければ」というのが一番でしょうか。群馬のレースをふいにしてしまいました。自転車以外のことでした怪我ではあるけれど、日常の過ごし方について改めて猛省が必要でした。

まとまった練習時間は無いので順位を上げるためにはさらなる工夫が必要。

順位はいまひとつ、いやイマサンぐらいですが、それでも続けている中でよかったことは家族を連れ出すことが出来ていることでしょうか。シクロクロス東京2015のときは子守を口実にして両親に観戦にきてもらいました。Raphaスーパークロス野辺山は家族での小旅行も兼ねて参加できるので来年も出たいと思います。

またレースでは多くのご声援をいただき励みとなりました。ありがとうございました。

来年もJBCF・Jエリートツアーは引き続きE2クラスタとなります。AJOCCはCM3のままです。

 

 

今年は観戦も少し増えました。

東京都内で開催された日本学生自転車競技連盟のふたつのレースのうち、第九回明治神宮外苑大学クリテリウムはアクセスが非常に容易で、割と気軽に午後にふらりと出掛けて熱いレースが観戦できたので来年もまた観たいと思います。

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全日本選手権自転車競技大会は栃木県で開催されたロードタイムトライアルとロードレースや伊豆ベロドロームでのオムニアムなど、選手としては走ることはなかった場へ足を運べたことは現場でないと感じることが出来ない多くのことに触れられてよかったと思います。

そして突発的に伊豆大島まで出かけた2015東京都個人ロードタイムトライアル大会は来年1月の2016アジア自転車競技選手権大会の観戦へと繋がるよいきっかけとなりました。

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(今年大活躍だった「世界の」萩原麻由子選手。)

 

そしてお金の話。

よくあるアンケートで「何にお金をつかいましたか?」というのがありますが、具体的な話をします。

今年の活動は予算制にしてみました。出所が家計の一部となるので浪費しないようにしたいと思った次第です。

昨年使ったお金を元に500,000円を上限としました。活動費としていろいろと使ったお金を書き出してみましたが、総額で323,971円がかかりました。

機材の更新はホイールを予定していましたが結局は行わず、消耗品(タイヤやチューブの比率が高かったです)やアパレルや書籍で92,709円を使いました。新しい製品が発売されるとついつい欲しくなりますが、我慢できたようです。

登録料やエントリーフィーの合計は78,210円で全体の24%程度でした。

そしてもっともかかったのは交通費の112,622円でこれだけで3割強、宿泊費の40,430円を含めると半分近くが移動することにかかっている計算になります。

活動のスタイルによっても変わるのでしょうが、自転車競技に打ち込むほどに一番儲かっていくのは実は交通インフラという個人的な結論に達しました。開催されている場所に移動することに一番コストがかかっているようです。

 

地域のチームとして近い拠点に集合して揃って出掛けられるなら「割り勘」という方法もとれますが、住む場所も異なりネットワークの繋がりを軸としたサテライトなチームに所属しているのでこうした結果になるのかもしれません。

東京都内ぎりぎり23区内に該当する場所に住んでいますが車を使うことはそう多くなく、ほぼレースの時だけです。

かつては車を持っていましたが、いつしか車検と保険でかかるお金がのほうが車を借りるお金よりも多くかかるようになり、車は手放してしまいました(もちろん車を持つのはひとつのステイタスとは感じていますが、先立つものが、と)。

 

じゃらんがスポンサーについていて、栃木スバルサプライヤー那須ブラーゼンはそういった意味ではよい広告効果が出ているのでは、などと思ってみました(じゃらんは時々使っています)。

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(来シーズンは移籍しますが那須ブラーゼンの佐野選手。伊豆大島にて。)

 

そしてカーシェアやレンタカー関連企業、そして鉄道各社の方々には自転車競技の側に寄り添っていただけるとよいのでは、みたいなことを一方的に思いました。

自転車を積んで移動することに特化した新しいサービスが生まれないものでしょうか。

 

来年の全日本自転車競技選手権大会のロードレースとロードタイムトライアルは伊豆大島での開催ですが、特殊なロケーションのため競技者も観客もツアーのみでの移動という新しい試みが行われようとしています。

来年の2月1日にツアーの募集が開始されますが、動向が気になるところです。

 

そして観光地で自転車レースを開催しても必ずしも地元にお金が落ちるわけではないような話題にも触れてみたくなりましたが、長くなりましたのでひとまずこのあたりで。

Raphaスーパークロス野辺山

2015年11月29日・滝沢牧場
CM2 38位(出走74名・完走70名中・走行83%)

今シーズンのシクロクロスは諸事情でこのレースのみ参加。勝つための練習がしたいとは思いつつもそれほどまとまった形で時間があるわけでは無かったりで。

ひと月ぐらい前からの休日は、なるべく日中に時間がとれるように朝の2時間程度を中・高強度の練習にあて、夕方は短時間で集中してできる8の字のスキルトレーニングに分けたり、加えて早朝の誰もいない時間の公園で低い一本橋シケイン代わりにして練習してみたり程度の工夫はしてみました。

あとは職場で座りながら足の指の運動をこまめに。これでずいぶん踏める感覚が戻りました。

 

野辺山のレースは家族での小旅行も兼ねているので土曜日の午前中は移動に費やし、午後に現地に着き、シングルスピードとUCIエリートレースを観戦しつつ上手な人のライン取りなどを研究しておきました。

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シングルスピードの仮装のうち、うちの子供に一番ウケがよかったのはBUCYO COFFEEのアシモでした。ちょうど着ているところを見かけて気になったようです。

 

日曜日は宿泊したホテルの方のご配慮で6:30から朝食を提供していただいたので、ホテルから自転車に乗って自走で会場まで行き試走をしました。

道路の電光掲示板が示す気温はマイナス2℃。コースも凍っていて乗れない箇所がいくつか。日中になれば全て溶けてコースコンディションは変わるので、障害物の確認程度に絞って3周回しました。自転車が汚れなかったので助かりました。

試走を終えて再びホテルまで自走。雪の積もった八ヶ岳の稜線を眺めて、時折車が通る以外はしーんとしてリラックスできてよかったです。

ホテルに戻り、改めて自動車で家族といっしょに会場へ。家庭内コミュニケを出しておいたので準備もいろいろとスムーズ。自転車レース会場における選手の行動に詳しい人が家族にいれば問題ないですが、なかなかそうもいかないので必要なことだけ書き出して伝えておけば居て欲しいときにいなかったりも避けられます。

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念入りにアップをすませ、会場の前の道路を自転車で流していて気づいたのですが、冷たい空気がたまっている場所があるようだったので、なるべく温かい場所でコールまで待機しておきました。

今年からAJOCCのマスターズカテゴリーが正式に運用されたため、自分の走るレースはCM2とCM3の混走となり80名近いエントリーでほぼ最後尾からのスタート。

スタートの合図で走り出しましたが心の中で「クリートキャッチプリキュア!」の呪文をとなえるもクリートがなぜかはまらず最初のコーナーに到達。そしてお約束的な落車が真横で発生しましたが即座に回避して前へ。このタイミングでようやくクリートキャッチ。

1周目のショートカットのコースに入り、ブース横の短いステップの登りは渋滞したので一旦降りましたがリマウントは以外にスムーズでダブルピット手前の泥から少しずつ遅れている人を数名パス。

フライオーバーの階段は通勤で駅の階段を登るときにステップが途切れない練習をしているのでここも抜きどころ。

再び舗装路に出てからのゆるい直線の登りでもかなり抜いて3名程度の安定した集団でしばらく走りました。泥はそれほど問題なく乗車できる感じ。

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写真は黒くま(@FABtronika)さん。ありがとうございます。

ただ草のスイッチバックのコーナーが微妙にすべる感じで、空気圧が微妙に高かったのかも、とあとで思いました。

昨年に比べれば泥はひどくなかったですが、その分ほどよい粘り具合なのか、後半はハンガー付近に積もった泥でタイヤがバリバリと音をたてるほどでした。

周回を重ねるうちに少しずつ凡ミスが出てきて、抜かされることはなかったですがいっしょに走っていた人から少しずつ遅れて単独でゴール。

同じ集団ではスキルの差で最後に負けた感じです。

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写真はKIKUZO(@ratsCRZ)さん。いつもありがとうございます。

今年はあんまりレース会場に足を運べていないものの、いつも覚えていてくれている皆様からのたくさんのご声援が励みとなりました。ありがとうございました。

 

終わってひと段落したら個人的に一番のイベントのキンダーガーデンのレース。

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ホールショットはいい感じでしたがどうやら他の子と接触して遅れた模様。

そういうことにも動じなくなったあたりに子供の成長を感じます。

 

そのあとのUCIエリートレースも見たかったのですが、早めに帰路につきました。

今は土曜の朝から日曜日の夕方まで全部の時間を楽しむ余裕はないですが、今楽しめる範囲でもじゅうぶん楽しめました。

また来年参加したいと思います。ありがとうございました。

全日本オムニアムポイントレース観戦(そして伊豆は遠かった)

今年はトラック競技に詳しい方とSNSで繋がることができて、ワールドカップをストリーミングで観戦しながら実況をしていただけたので、いろいろと理解できるようになりました。

この週末は修善寺の伊豆ベロドロームでオムニアムとマスターズの全日本自転車競技選手権大会が開催されていたので、「温泉でも行かない?」という割りと軽いノリで家族を連れて観戦に出かけてきました。

7:00過ぎに家を出たのですが、東名でいきなり事故渋滞が発生して9:30でようやく海老名を通過。小田原厚木道路は順調でしたが、小田原から湯河原までが断続的に渋滞(ここはだいたいいつも渋滞していますよね)。

10:30には伊豆多賀まで到達しましたが、子供が車酔いで止まらざると得なくなって休憩が長時間になったので修善寺に辿り着いた時にはお昼になってました。

結局お昼からのマスターズのチームスプリントとエリートのポイントレースだけの観戦となりました。

マスターズチームスプリントは割りと上のほうの席からそれとなく観戦してましたが、ポイントレースからはホームストレッチ側の一番前の席に移動して間近で見ることにしました。席は半分も埋まっていないのですが、意外に遠慮がちに上のほうで見られているのですよね。

ポイントレースのスタートはインとアウトに分かれてそれぞれ一列に並ぶのですが、アウト側はフェンスに捕まるため、間近で選手が見られます。

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これだけで一気にテンションが上がりますが、選手が通過するとバンクが木製なので振動が直接伝わってくるのも心地よいです。

女子は1・2位が僅差だったため塚越選手と梶原選手の戦いとなりましたが、最終周回に鈴木選手の動きを上手く使ってスプリントで梶原選手が自力で制して優勝。

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男子は窪木選手と橋本選手が取り憑かれたように最後までお互いを牽制。その動きにつくのか、隙を見て新たな流れを作るのか全員の思惑が分かれていて見応えがありました。

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優勝は上手くラップを重ねて得点差をつけた日本体育大学の小林選手。

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帰りは伊豆スカイラインと箱根新道で小田原までアクセスしましたが、箱根新道は半分も行かない前から渋滞で全く動かなくなってしまいました。このまま高速に乗ったらひたすら渋滞になるのが目に見えていたので小田原で早めに夕食にして、結局帰宅できたのは21:00を回る頃でした(家族には温泉を口実にして連れ出したところでもあったのですが、入ってる暇もなかったけど、まあいいかな)。

移動はたいへんでしたが、間近でトラック競技を観戦できたのは最高でした。

2020年の東京オリンピックのトラック競技の会場が伊豆になるのがほぼ決まったようですが、真夏の海のハイシーズンの時期に会場へのアクセスをどうするのか、とても気になるところです。もう少し真剣に考えて欲しいと肌で感じた日でもありました。

第5回 JBCF タイムトライアルチャンピオンシップ

JBCFロードシリーズJ-Elite Tour第24戦・第5回 JBCF タイムトライアルチャンピオンシップE2クラスタ85位(出走94名/完走94名)

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(写真は@FABtronikaさん。いつもありがとうございます。)

春の群馬のレースにつまらない理由で出そびれて、シーズンも終わりかけのこの時期にようやく走れる機会を得たものの足りていない練習量は裏切らない、といったところ。下から数えたほうが早い順位でした。

諸事情で古河に宿泊して、自走で現地入りしました。

渡良瀬遊水池に着き、コースの緩やかなコーナーを走っていると血の味がなんとなく喉の奥に再現されてきました。何度も走れば記憶に刷り込まれてしまうのでしょうか。

コースを3周して下見を行い、その後に無事に監督とも遭遇しできました。

輪行で自走の人にとってもたいへん助かる感じで今回の大会サポートの株式会社箕浦様によるローラー台のブースで念入りにアップをしました。久しぶりのフライホールのローラーが心地よくやや遅刻気味に検車へ。

特に大きくポジションも変えていないのでそのままオッケイが出ました。

定刻どおりスタートしたものの、初速で平均43km/hまで上げたあたりからが非常に苦しい。いつからこんなに下手になったのだろう、と思いつつもフィニッシュまでの5.3kmをいつものように苦しむことにしました。

入念に調べていたのは最短コースのショートカットで概ね上手くトレースできました。遅くて抜く羽目になった選手には若干申し訳なくもありますがそれもまたレースということで。

息も上がりきって8:23.98でゴール。

今年はE3でも7分前半が多く一気にレベルが上がっていますが、参加したらそれはれでタラレバを超えたどこかで「また走りたい」という気持ちが湧いてくるので終わりそうにない感じです。

それから、久々の再会が立哨だった殿岡さんや、塩沢監督や兄弟チームのFIETS GROEN 日本ロボティクスの面々と久々に顔を合わせれてよかった、と思いました。

 

チバポンズは平均年齢も上がりつつありチームとして完結しつつもありますが、自分の居場所が競技の現場にあるということに感謝したい、と改めて感じました。

特に定期的に飲み会があったりすることもなく、まるで会社の中の関係のように互いの活動に干渉することもない大人なチームなので、それ故に互いを讃えていられる場所です。

 

帰りは本降りの中、また古河までゆっくりと自走で移動して輪行で帰宅したのですが、やはりというかもの珍しさからか、輪行のパッキングの最中にお年を召したご夫婦に声をかけられました。

ご自宅の周辺でもかなりのサイクリストを見かけられるとのことだったの掴みはじゅうぶんな感じ。

そこから一気にこれは折りたたみ自転車ではなくて競技用だから簡単に前後輪がはずせることとか、きょうのレースの話題をやや一方的に話て最後に「機会あればレースにお越し下さい!」としめてさようならの挨拶をしました(ぜひ皆様もお試しあれ!)。

全日本選手権を観戦してきました

実は初めて現地に趣きました。

いままで走りのほうでそこまでの領域に達することもなかったし、逆に同じチームの走れる人にとって走りで協力もできない状態で観戦目的で現地にいるのも失礼な感じすらしていたので行ったことがなかったのです。

今年はそんな思いも薄まったので栃木まで2週続けて出かけてきました。行ってよかった、と思いました。
レースの流れを見ながら選手の熱い走りが、とかそんな大上段構えなところではなく、その場で見れた全てを楽しめたからです。

ちょっとだけ家族には負担になってしまうけど、身軽に旅立ってきました。
現地の足となる自転車を輪行袋に入れたり、最低限の荷物をまとめるなんてとても簡単なこと。
栃木までならモバイルSuicaで新幹線の指定席もすぐに予約できてしまう、駅から現地までの移動はTCXファイルをEdge500に入れればなんとかなる。

観戦ポイントはGoogle Mapでそれらしき場所を探っておきました。

久しぶりにお会いできた方もいてよかったです。

何枚か写真を撮りました。拙い写真ではありますが、何か伝われば幸いです。

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2か月ぶりに

きのうは2か月ぶりにジャージに袖を通して自転車に乗りました。
というのも、つまらない理由で右足の第5中足骨を骨折して、しばらく乗ることができなかったのです。情けない限りです。

最初のひとつきでなんとか松葉杖は卒業できたものの、完全には外側に体重をかけられなかったり、むくみがひどく靴を履けないままでしばらく過ごしていました。

せっかくなので、復帰後の1回目は大田原で開催された全日本選手権個人タイム・トライアル・ロード・レース大会兼2015 日本パラサイクリング選手権・ロード大会の会場へのアクセスついでにしようと思いました。

土曜日に家のことをいろいろすませて、夜遅くに宇都宮に着いて餃子を食べることもなく仮眠のように一泊をして、日曜日の朝早くにまずは走り出しました。
あまりに久しぶりで情けないぐらいに力が出なかったのですが、実は微妙に上り基調だったことがあとで分かりました。
往復で84.7kmと贅沢な感じでした。

レースは目星をつけていた場所で写真をとりつつずっと観戦していました。
日本のトップレベルの走りと、チームメイトや知人の走りに強く励まされました。
また続けていきますので、よろしくお願いします。
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