を読ませてもらってからしばらく考えていました。
ドーピングについて告白が相次いで、イヴァン・バッソには応援していたこともあって情けをかけて事を受け止めようとしていたのですが、CSCのビャンヌ・リース監督やドイツテレコム周辺で過去におこった事に関してはとても残念で仕方ないです。僅かに入ってくる情報を手がかりに、総合優勝した選手のファンになってもファンでいられなくなるというのは、あまりに悔し過ぎます。バッソだって去年から結局まともに走れていなくて「選手としてそれはどうなの?」と思い直しました。
そうした状況の中で、自転車競技に憧れ始めた頃にテレビで観た、1988年のツール・ド・フランスでペドロ・デルガドの優勝がドーピング疑惑で微妙になった時のことを思い出していました。
でも、いくつかブログのエントリーを拾っていた中で、
ではまた違った受け止め方が書かれていましたが、粒がそろってきた今は選手として強くあり続けるのは難しいのでしょうね。自転車が好きなのならば、選手とは別の形で関わってもらうほうがいいように思いました。
今回の一件で久しぶりにポール・キメイジの「ラフ・ライド」を読み返してみました。RMOの選手だった彼のプロ生活の経験を元に、不健全に勝つことの無意味さや、EPOの危険性を切実に書かれていて、一読の価値はあると思います。
- 作者: ポール・キメイジ,大坪真子
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