閑話

http://d.hatena.ne.jp/yoko-chin/20070525/p1

を読ませてもらってからしばらく考えていました。
ドーピングについて告白が相次いで、イヴァン・バッソには応援していたこともあって情けをかけて事を受け止めようとしていたのですが、CSCのビャンヌ・リース監督やドイツテレコム周辺で過去におこった事に関してはとても残念で仕方ないです。僅かに入ってくる情報を手がかりに、総合優勝した選手のファンになってもファンでいられなくなるというのは、あまりに悔し過ぎます。バッソだって去年から結局まともに走れていなくて「選手としてそれはどうなの?」と思い直しました。
そうした状況の中で、自転車競技に憧れ始めた頃にテレビで観た、1988年のツール・ド・フランスでペドロ・デルガドの優勝がドーピング疑惑で微妙になった時のことを思い出していました。
でも、いくつかブログのエントリーを拾っていた中で、

2児のママ、自転車オランダ便り:ドーピング - livedoor Blog(ブログ)

ではまた違った受け止め方が書かれていましたが、粒がそろってきた今は選手として強くあり続けるのは難しいのでしょうね。自転車が好きなのならば、選手とは別の形で関わってもらうほうがいいように思いました。
今回の一件で久しぶりにポール・キメイジの「ラフ・ライド」を読み返してみました。RMOの選手だった彼のプロ生活の経験を元に、不健全に勝つことの無意味さや、EPOの危険性を切実に書かれていて、一読の価値はあると思います。

ラフ・ライド―アベレージレーサーのツール・ド・フランス

ラフ・ライド―アベレージレーサーのツール・ド・フランス

あと、自分のこととして感じたのは、春先にアレルギー性鼻炎の薬を処方してもらった時に調べてみたら、その薬はJCFの禁止薬物リストに入っていましたが、本来の目的であれば、診断書を提出すれば使用できるものでした。今のところ優勝したりとかもなく、あと日本ではドーピングコントロールのある大会が多くないので見当はずれな意見かもしれませんが、江國はしばらくは選手として自転車に関わっていこうと思っているので、そのためにも口にする薬が何ためなのかはよく意識しておこうと思います。