蓼科

先週末は同居人の友だちの旅行に誘われて蓼科へ行ってました。
でも、ただそのまま行くのも物足りないなあ、と思い、行きは別行動で自転車移動を提案したところオッケイだったので、土曜日に210kmちょっと走ってみました。
ここしばらく練習として乗ることが中心だったので、久しぶりに地図を広げて「ああこんな峠があるんだなあ」と思いながら眺めていたらものすごく嬉しくなってしまい、何日か真剣にコースを吟味した結果、今回は大上峠と麦草峠を越えてみることにしました。
朝5時過ぎに家を出発して、埼玉を北上し、混雑を避けるため児玉から山寄りのルートで下仁田へ。山寄りの県道は起伏に富んだ手強い道で走り応えがありました。
下仁田からは南牧村を経由して大上峠へ。林道の峠ですが、9%を越える坂が連続していてわざわざそこを選んでしまうところが物好きというか。
勾配を示す標識が小数点以下があって小刻み過ぎです。

峠を越えると国道299号へ出て、佐久穂町で休憩をしたあとで麦草峠へ。
今回は峠への近道を利用しないで国道をじっくりと登りました。途中でものすごい夕立にあいましたが、夏に雨に打たれるのは悪いものでないなあ、といつも思います。小学生の頃に友だちと遊んでいて、同じように夕立にあってずぶぬれになったことを思い出しました。焼けたアスファルトからあがる湯気の雰囲気が幻想的です。
今回は休憩を多めにとっていましたが、やっぱり150kmを越えてからのカテゴリー超級は応えました。
麦草峠を越えて、あとは少し下ってビーナスライン経由で宿へ。
200kmも移動すると方言も風土も畑に植わっている物も空の表情も全部違っていて、こうやって1日で200km少しを移動する中で感じる脚の記憶というのもまんざらでないなあ、と思いました。
それから、スタート地点とゴール地点が異なる「行きっぱなし」感覚というのもたまにはよいなあ、と思いました。

あと、基本的な出費が食費と宿泊代だったのですが、帰りに中央線が大雨で2時間以上遅れて*1特急料金を払い戻してもらったので、トータルの出費は少なくすんだのでした。

*1:疲れて眠ってしまっていたのでいつの間にか遅れて着いたといった感じでした。