直感を信じること

今朝は朝練で少しずつ調子の波を上げてみることを試みました。
練習そのものとは関係ないのですが、だんだんと夜明けの空の色の中に秋の気配が混ざってきたなあ、と感じました。


話は変わって。
最近見た自転車関連の映画について書きます。
1990年代前半にアワーレコードの記録が塗り替えられる中で、当時を振り返ってみても一際異彩を放っていたと感じるグレアム・オブリーの映画です。
独特のスタイルのエアロポジションやQファクターに関することなど、数値に頼らない、それこそ日々走り続ける中での直感から生み出されるアイデアの大切さと、挫折の中での家族や周囲の人が差し伸べる救いに感動しました。
自転車を扱った映画となるとドキュメンタリーが多いように感じているのですが、事実に基づきながら映画らしい脚色で*1見終わったあとに漠然としたやる気が沸き起ってくるように感じます。
ロードレースではないので物足りないかと思っていましたが、バンクを走るときの映像のスピード感もたまりません(オブリー自身が代役で走っているそうです)。
邦題の「トップ・ランナー」は個人的にはちょっといただけないのですが、現代の"The Flying Scotsman"は英国の蒸気機関車の名前と彼の腕を前に出したDHバーを使ったポジションの"Flying Superman"ポジションとのひっかけのようでカッコよく思いました。

The Flying Scotsman speaks - YouTube

*1:それほど映画好きではないのですが、100分の中によくまとまっているなあ、と感じました。