着衣規定に思うこと

先日の群馬のレースでのこと。
ER・FRクラスはアームウォーマーは○、レッグウォーマーは×、次のBR-1ではレッグウォーマーは○、最後のTRクラスでは再びレッグウォーマーは×という通達が出ていました。
その場の天候での判断でコミッセールからの指示です。
未登録選手の方にはわかりにくいかもしれませんが、レッグウォーマーとアームウォーマーは付加物で、登録選手によるレースの場合、通常許可がない場合は使用できません。
JCFの規則集にはこうあります。

第8条 (装備)
競技者の基本的装備については,UCI規則に準じ,以下のとおりとする.
1.競技者は,競技参加時には袖付きのジャージと短いパンツを着用する.ひざ上までのものが短いパンツと解される.ワンピース形式も認められるが,袖なしは禁止する.マウンテンバイクのダウンヒルとフォア・クロスの場合,防護用レギンズを着用してよい.
2.競技中と公式行事中には,ジャージの表示やゼッケンを隠すような衣類を着用してはならない.雨具は,透明あるいはジャージと同じ外観でなければならない.
(中略)
6.空気抵抗を減じるための,付加的な衣類または物は禁じる.
ロードおよびマウンテンバイク・レース中に袖付きのジャージと短いパンツに加えて衣類と上衣を着用することは,気象条件のみにより必要なものと認められる.この場合,競技者を悪天候から護るという明白な観点のみにより,服装の種類と生地は正当化されうる.この判断はレース・コミセールに任せられる.
第3章 競技者の装備 - 財団法人日本自転車競技連盟競技規則集より抜粋

今回は特に6.の項目での判断なのだろうけど、空気抵抗を減じるためのものではないのは明白だということ。今のところレッグウォーマーをライクラ生地にしたところでの空気抵抗の軽減が優劣を大きくするレベルにはならないこともわからないとすればあんまりだと思います。
ちょうどER・FRクラスの競技中にアップをするために駐車場から下の県道まで降りただけでもレッグウォーマーをしているだけで膝に当たる雪が痛いほどでした。
群馬サイクルスポーツセンターの標高が900mほどあることを考えれば、天候が不安定ならなおさら変化が激しいことは加味されてもよいだろうし、ウェアへの付加物の規定についてはもう少し緩和された運営を望むところです。
判断はコミッセールの匙加減なのだけれど、都度あまりに変わりすぎる内容は状況次第では過酷になり過ぎるのだから理にかなった判断を望むところです。