JCRCシリーズ第7戦


9月9日に日本サイクルスポーツセンター(以下、日本CSC)で行われたJCRCシリーズ第7戦のZクラスのレースを振り返っておきます。
今回のレースは前回の群馬CSCのレース終了時点でポイントリーダーになっていたので順当に走れば問題ない状況でしたが、それでは面白くないな、と数日前から感じていました。きちんとレースしてこそ、です。
招集のかかったスタートラインは他の選手の口数が意外に少なく静かだったのが印象的でした。厳しい展開になりそうな予感です。
今回は5kmサーキットを右周りするテクニカルなコースです。
1周目の二号橋を過ぎてからの長い登りの途中で変速の途中でいきなりチェーンを落としてしまい少しあせりましたが、集団のペースもそれほどあがってなかったので程なく復帰できました。まだ集団にはほぼ全員が残っています。
それにしてもさっきまでの曇り空もどこかへいってしまい、晴れてきて暑くてたまりません。6時半頃に山伏峠を越えると霧が深く、日本CSCに到着してもあまりかわらない天候で雨も少し降ってきたのでアンダーを着たのですが、これが後々かえって裏目に出てしまいました。
ひとつ不安要素として残っていますが、2周目に入っても先頭付近のペースはそれほど速くないのでまだ余裕を持って集団に留まります。
3周目、4周目からSwiftの望月選手のアタックによって、登りごとに徐々にリストラが開始されました。
5周目には江國を含め、先頭集団は約10名ほどに絞られました。なるしまフレンドは加瀬選手・長峯選手・萩原選手の3名が集団に残っていて余裕があります。
時々雑談が交わされますが、不気味な程に集団の中は静かでさりげなく牽制がかかっています。わざと重そうにダンシングをしたり、苦しい表情をしたり"フェイクする"選手の様子を見ながら、不思議と脚が残っている感覚があるのでそれなりにローテーションに加わっていきます。
右回りの5kmサーキットはホームストレッチ手前の一号橋からの登りの連続にとても苦しめられます。その後がテクニカルな下りをこなすとゆるやかに登っていき、あまり休めません。
その後も淡々とローテーションを繰返しますが、第2区分の招集が完了したのを見て、残りの周回数が少ないことを確認した途端、ここでなるしまフレンドの加瀬選手とSPACEの佐藤店長が一気にペースアップ。まだ追いつけますがいよいよもって苦しいです。徐々に車間をあける結果になってしまいました。
最終的に先頭集団は5名に絞られ、残った数名がつかず離れずの状態で追う結果となりました。結局、最終周回のホームストレッチ手前でカネコイングスの渡邉選手に抜かれて9位でゴールしました。
レースの着順としては不満足に終わりましたが、得たものも多かったように思いました。