岡山の屋根を往く

この週末は実家のある岡山へ戻っていました。
ここ5年ぐらい、お盆の頃は信州の山々を巡っているものだからまともに帰省したこともなかったこともあって(もうじき秋の彼岸でもありますが)、せっかくの機会なので今まで自転車では走ったことのなかった岡山県北の峠を目指しました。
津山まで輪行してそこから県北を目指しました。今回のコース設定は激坂を避けて主に川沿いを上っていく道を選んでいます。途中名も無い峠が工事中で未舗装の林道に回避せざるを得なかったり(といっても2km程度ですが)視界がきかないほどの深い霧の中を走ったり。
旧道の人形峠を越えていったん鳥取県へ入り、倉吉市の南側を走り、犬挟峠(いぬばさりとうげ)へ。
日本海もかすかに見えます。
峠を越えて岡山県に戻って、蒜山高原のなだらかな道を下っていくためにフロントギアをアウターに入れようとしたら入りません。おかしいなあと思ったら、BBが緩んで右に寄っています。

さて、どうしようかな、と対応策を考えたのですが、ここ蒜山高原にカンパニョーロのBB用の工具があったりはしません(ましてそれらしいスポーツ車を扱うようなお店もありません)。仕方がないので、だましだましあまりBB周りに負荷がかからないようにペダルを回して、雨脚が強くなっていく中、旭川沿いに国道313号を南下していきます。なんとか40kmほど走って鉄道が通っている勝山まで行き、その先の久世まできたところで左クランクがチェーンステーに擦るようになったので、輪行することにしました。
今回選んだ峠は子どもの頃に両親や親戚に連れられて、日本海に海水浴に行く時に走った道もいくつか含んでみたのですが、その頃の記憶に遡ってみると、自転車で移動出来る距離の長さがかなりのものであることが実感できました。
それから、思った以上に信号も少なくて走りやすかったのでまた行ってみたいですね。今度は西側のほうかな。