TOUR DE 信州 2005・第1ステージ

水窪(みさくぼ)ダムの前で落車しました。かなり多数の方が落車したようです。順位もかなり落としました。
第1ステージは磐田市を出発し天竜スーパー林道秋葉山・山住峠)・水窪ダム・山王峡・兵越峠南信濃村・赤石峠までの116.7km。天竜スーパー林道への入口で本スタートした途端、ツール・ド・信州お馴染みのアタック合戦。あまりにきつかったので先頭は見送りつつ秋葉山を登るのですがそこで脚が終わってる感じです。林道の細切れなアップダウンの連続に更に数名の先行を見送り。弱ってる、確実に弱っている。
山住峠から水窪ダムの下りは落石や崩落があるらしい、という情報を元に慎重に下る。まるで練習で走った黒野田林道や大峠のような感じですでに途中で数名がパンクで止まってらしたので心の中でわずかに「ラッキー!」と思っていたら、水窪ダムが見えたところでツルッ!って右側から単独で落車。天罰てきめん。
どうやらコーナーの一番いいラインに苔が生してたようです。後で聞いた話で、そこでかなり多数の選手がコケた模様。苔とコケがかかっている、自然界からのメッセージがおやじギャグだなんて、笑う気にもなれませんが。
とにかく痛い。しかし幸い腕と脚に軽い擦過傷を作った程度。転んだ先が山の斜面だったのでうまく止まれたみたいです。自転車はなんとかなりそうなので再び走り出します。
下りきると日差しも強いので暑く兵越峠へのゆるいアプローチですでに戦意消失気味です。パンクで遅れていた選手に抜き返されますが肝心のサポートカーは何故かこない。さっきの落車のショックで血糖値が下がってて力が入りません。オフィシャルカーからなんとかコーラを受け取りました、がコーラ受け取りついでに休んでいるとスタッフの大矢さんに「休むのはワシが許さん!」とサドルを押されます。辛い!
Blancheのマモルさんが追いついて来てひとこと、「やっと追いついたよー!」ワタクシ的にはただただツラいだけ。他のチームカーも「他所の遅れている選手なんか関係ないね!」とばかりに通り過ぎる(他意はなく、そう感じてしまうのです)。
兵越峠に着いたが、相当前にTOPの選手が通過したようで、すでにスタッフは誰もいない。一昨年はもう少し賑わいのあるうちに各峠を越えれていたことを考えると寂しい限り。もうやめてしまおうか、と少しだけ思ってしまう。
なんとか兵越峠を過ぎると今度は下る一般車両で小渋滞です。これを無理にあおっては大会の趣旨に反する。とりあえずつかず離れず下って行く。HOT STAFFの柴田さんとCanon BBT Princeの沢本さんに追いつかれる。
下り切って南信濃村を抜けた彼らに付いて行けない(根性なし)。その後、さっき兵越峠の上りで放置したマモルさんにも追いつかれる。既にガス欠度80%。
ここでようやくサポートカーと合流。とりあえず水をいただき少し回復。赤石峠に登り始めるも、脚はちっとも回らない。Blancheの依田さんに「落車はツラいよねー。」と言われ追い抜かれ、その他大勢の選手にもかわされる。どうにもなりません。息も絶え絶えに峠着でゴール。さっきの落車でできた擦過傷を坂バカ日誌の方が持参されていた手動噴霧器で洗わせていただきました(助かりました)。
ゴール後サポートカーはまたも現れず。ゴール後に必要な着替え等の一切合切全てがサポートカーの中にあるので少し自走で下っていって無事合流しました。タイムアウトぎりぎりの小島君がもうじき来るらしい。その場で拾ってもらって小島君の応援をしつつ再び峠へ。江國54位、小島君は72位でゴール。
撤収して半分気絶しながらふもとの宿へ。疲れているのか「南信濃村」が「みなみしんのうむら」に読めてしまいしばし頭が混乱する。
夜のミーティングで明日のコースをビデオで予習。このビデオは毎年オーガナイザーの近藤さん夫妻が二日ほどかけて全コースを車で試走して撮影してくれているのだけど、しなもんがところどころ写り込むたびに笑いがおこる。